みなさんこんにちは。ひだまりスマイル歯科です。
インプラントは、失った歯を補う治療法の一つですが、日本と海外では普及率に大きな違いがあることをご存知でしょうか?
日本では「インプラントは高額」「手術が怖い」といったイメージを持つ方が多く、海外に比べて治療を選択する人が少ない傾向にあります。一方で、海外ではインプラントが一般的な治療法として普及しており、多くの人が選択しています。
この記事では、日本と海外のインプラント普及率の違いや、なぜ日本では普及が進まないのかについて詳しく解説します。インプラント治療を検討されている方や、海外と日本の歯科事情の違いに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください!
海外と比べて見る 日本のインプラントの普及率
世界のインプラント普及率No.1は韓国
世界で最もインプラント治療が普及している国は、韓国です。
- 韓国では、40歳以上の約20%がインプラント治療を受けている
- 政府が高齢者のインプラント治療を補助する制度を導入
- 費用が比較的安価で、国民の認知度が高い
韓国では政府の支援が手厚く、高齢者のインプラント治療が保険適用されるケースも多いため、治療のハードルが低くなっています。
日本のインプラント普及率は?
日本のインプラント普及率は、約3.2%とされています。これは、世界ランキング14位と、先進国の中では比較的低い水準です。
- インプラント治療を受ける人が少ない
- 入れ歯やブリッジを選択する人が多い
- 費用や手術への不安が影響している
日本では、インプラントよりも入れ歯やブリッジを選ぶ人が多いのが現状です。その理由としては、「インプラントは高額」「手術が怖い」といった心理的なハードルが影響していると考えられます。
世界と比べ、インプラントの普及が進まない日本
海外ではインプラントが一般的な治療法として普及している一方で、日本ではなぜインプラント治療があまり選ばれないのでしょうか?
なぜ、日本ではインプラントの普及が進まないのか
日本でインプラントが普及しにくい理由には、以下のような要因が挙げられます。
① 費用が高い
インプラント治療は自由診療であり、1本あたり30万〜50万円ほどかかるのが一般的です。一方、入れ歯やブリッジは保険適用されるため、数千円〜数万円で治療を受けられることから、費用面でインプラントを敬遠する人が多いです。
② 保険適用の範囲が狭い
海外では、一部の国でインプラント治療が保険適用されていますが、日本では基本的に保険適用外となります。例えば、韓国やドイツでは高齢者向けのインプラント補助制度があり、治療を受けやすい環境が整っています。
③ 手術への不安が大きい
インプラント治療には手術が必要なため、「痛そう」「怖い」と感じる方が多いです。特に日本では、「歯科治療=怖い」というイメージを持っている人が多く、治療を敬遠する一因になっています。
④ 予防歯科の意識が低い
日本では、歯が抜けた後に治療を受ける人は多いですが、予防歯科に対する意識が低いのが現状です。欧米では定期的な歯科検診が一般的であり、歯を長持ちさせるためにインプラントを選択する人が多いですが、日本では「歯が抜けたら入れ歯でいい」という考え方が根強く残っています。
歯を補う場合は、今後の食生活・人生を考えて慎重に補綴治療を選ぶことが大切
歯を失った場合、インプラント・ブリッジ・入れ歯のどれを選ぶかは、今後の生活に大きく影響します。
- インプラント:天然歯に近い噛み心地で、長期間安定する
- ブリッジ:比較的短期間で治療可能だが、周囲の歯に負担がかかる
- 入れ歯:費用が安く手軽だが、噛む力が弱く違和感がある
特に、しっかり噛めることは健康にも直結します。食事を楽しみ、健康的な生活を送るためにも、ご自身に合った治療法を慎重に選ぶことが大切です。
まとめ
インプラントは、世界的には一般的な治療法として普及していますが、日本ではまだ選択する人が少ないのが現状です。その背景には、費用の高さ・手術への不安・保険適用の問題などが影響しています。
しかし、インプラントは天然歯に近い機能を持ち、長期間安定した噛み心地を実現できる治療法です。将来の健康や食生活を考えたとき、選択肢の一つとして検討する価値は十分にあります。
ひだまりスマイル歯科では、患者様一人ひとりに合った治療方法を丁寧にご提案し、安心して治療を受けていただけるようサポートしています。
インプラント治療についてのご相談やご予約は、お気軽にご連絡ください。
📞 011-888-5588
監修者:
医療法人社団 成陽会
ひだまりスマイル歯科
院長 水上直弘
・プロフィール
2004年北海道大学歯学部卒業、2010年同大学大学院歯学研究科修了。
歯科医院勤務や副院長などを経て、2015年に札幌市清田区で「ひだまりスマイル歯科」を開院。
公益社団法人日本口腔インプラント学会の会員であり、地域密着型の歯科医療に取り組み、予防歯科やインプラント治療に力を入れている。