インプラント治療を検討する際の注意点を教えてください。
インプラント治療は、ブリッジや入れ歯にはない多くのメリットがありますが、治療を始める前に考慮すべき点もいくつかあります。例えば、手術を伴う治療であること、費用が比較的高いこと、そして治療に時間がかかることが挙げられます。
また、歯が1本だけ欠損している場合から、全ての歯を失っている場合まで適応される治療法ですが、患者様の口腔内の状態や全身の健康状態によって治療の難易度が異なります。これらを十分に踏まえた上で、治療を選択することが大切です。
インプラント治療は年齢制限がありますか?
顎の成長が完了していない場合、インプラント治療を行うことはできません。一般的に、20歳前後から治療を検討することが多いです。20代以降の方は、全身の健康状態が良好で、治療後のメンテナンスを継続できる場合には治療が可能です。
インプラント治療は痛みを伴いますか?
全ての手術において、「静脈内鎮静法」で行います。この方法では歯科麻酔科医が立ち会い、点滴によって眠ったような状態を作り出し、リラックスして治療を受けていただけます。
手術後に麻酔が切れると痛みが出ることもありますが、通常は痛み止めで十分に対応可能です。
インプラント治療の費用はどのくらいかかりますか?
インプラント治療は保険適用外の自由診療であるため、費用は医院や治療内容によって異なります。一般的には1本あたり30〜50万円程度が目安です。使用するインプラントのメーカーや骨造成の有無などが金額に影響します。
費用だけでなく、治療を行う歯科医師の経験や設備、使用する材料の品質なども考慮して、医院を選ぶことが重要です。
インプラントの寿命はどれくらいですか?
インプラントは適切なセルフケアと定期的なメンテナンスを行うことで、長期間機能させることが可能です。
一般的には10~15年程度と言われています。正しいケアをすれば20年以上健康に使用できる場合もあります。
一方で、メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎などの問題が発生することがあります。定期的な検診を受けることで、トラブルを未然に防ぎ、インプラントを長持ちさせることができます。
インプラント治療にかかる期間はどのくらいですか?
治療期間は患者様の症例によりますが、比較的シンプルなケースでは3〜6ヶ月ほどで完了することが多いです。
治療を始める前にむし歯や歯周病の治療、また骨量が足りない場合は骨造成を行う必要があるため、これらの治療が期間に影響することがあります。
手術後、インプラントが顎骨と結合するまでの期間も個人差があります。その後、仮歯を装着して状態を確認し、問題がなければ最終的な人工歯を取り付けます。
インプラント手術の時間はどのくらいですか?
手術にかかる時間は症例によって異なりますが、通常は1~3時間程度です。埋入するインプラントの本数が多い場合や骨移植を併用する場合は、それに応じて時間が長くなります。
歯周病がありますが、インプラント治療を受けられますか?
歯周病がある場合でも、事前に適切な治療を行えばインプラント治療を受けることができます。ただし、歯周病の既往がある方は再発リスクが高いため、治療後のメンテナンスが特に重要です。
定期的な検診を受け、口腔内を清潔に保つことで、インプラントを長持ちさせることが可能です。
糖尿病がある場合でもインプラント治療は可能ですか?
糖尿病の患者様は傷の治癒が遅く、感染のリスクが高まる可能性があります。しかし、血糖値がコントロールされている場合は、インプラント治療の成功率は通常と同じ程度であることが研究で示されています。
治療を検討する際は、糖尿病の主治医と相談しながら計画を進めることが重要です。
骨粗鬆症でもインプラント治療はできますか?
骨粗鬆症の患者様でも、インプラント治療が可能な場合があります。ただし、治療に使用される薬剤(ビスフォスフォネート製剤)によっては、骨との結合に影響を及ぼす可能性があるため、主治医と歯科医師と相談しながら治療を計画する必要があります。