みなさんこんにちは。ひだまりスマイル歯科です。
「インプラントを入れた後の歯磨きって、どうすればいいの?」「普通の歯ブラシでいいのかな?」「歯磨き粉に注意点はあるの?」
インプラント治療を受けた多くの方から、こうしたご質問をいただきます。確かに、天然歯とは違うインプラントには、正しいケアの方法が必要です。放置すると、せっかくのインプラントがトラブルを起こす可能性もあります。
この記事では、「インプラント治療後の歯磨き」に関連した情報を徹底的に網羅し、検索上位の記事に負けないクオリティでお届けします。
この記事を読むことで、インプラント治療後に推奨される正しい歯磨き方法や、使ってはいけない歯磨き粉・歯ブラシの特徴まで、詳しく理解できます。
特に、インプラントを長持ちさせたい方や、家族にインプラント治療を受けた方がいる方には、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。
インプラント治療後に歯磨きを怠るリスク
インプラント治療後も、毎日の歯磨きは非常に重要です。治療が終わって安心してしまう方もいますが、ケアを怠るとさまざまなリスクが発生します。
まず最も大きなリスクが「インプラント周囲炎」です。これはインプラントを支える歯茎や骨に炎症が起こる病気で、進行するとインプラントが抜け落ちる可能性があります。
実際に、歯科医院でインプラントを行った患者様の中にも、メンテナンスを怠った結果、数年で周囲炎を起こしてしまった方がいらっしゃいました。治療には時間も費用もかかるため、日頃の歯磨きがどれほど重要かが分かります。
また、インプラント部分の周囲にプラークが溜まると、口臭の原因にもなります。特に周囲の天然歯にまで悪影響を及ぼすこともあり、口内全体の健康を損なってしまいます。
インプラントは人工物で虫歯にはなりませんが、歯茎や骨は天然のままです。そのため、歯磨きを怠ると大きなリスクが伴うのです。
インプラント治療後の歯磨きで使用する歯ブラシ・歯磨き粉の選び方
インプラント治療後の歯磨きでは、使用する歯ブラシと歯磨き粉にも注意が必要です。適切なアイテムを選ぶことで、インプラントの寿命を延ばし、口腔内を清潔に保つことができます。
歯ブラシの選び方
歯ブラシは毎日使うものだからこそ、正しい選び方が必要です。インプラント専用という製品もありますが、市販の中でも適したものを選べば問題ありません。
毛先が細い歯ブラシを選ぶ
インプラント治療後は、歯茎が敏感になっていることが多いため、毛先が細く、やわらかい歯ブラシを選ぶことが推奨されます。例えば「やわらかめ」の表示があるものや、毛先が極細加工された歯ブラシはおすすめです。
実際に、当院の患者様でも、普通の歯ブラシを使って痛みを訴えていた方が、毛先の細いブラシに変えた途端「痛みがなくなった」と話されていました。やさしく、しかししっかりと汚れを落とせるアイテムを選ぶことが大切です。
タフトブラシを選ぶ
タフトブラシとは、ブラシの先が小さく一点集中型になっている歯ブラシのことです。インプラントの周囲や奥歯の裏側など、通常の歯ブラシでは届きにくい部分の清掃に最適です。
特に、ブリッジタイプのインプラントや、歯と歯の隙間が狭い方にはタフトブラシが効果的です。インプラントの周囲に磨き残しがないようにすることで、周囲炎を未然に防げます。
インプラント後の歯磨き粉の選び方
歯ブラシだけでなく、歯磨き粉にも注意が必要です。インプラントに合わない成分を含む歯磨き粉を使ってしまうと、逆効果になる場合もあります。
市販の歯磨き粉で問題ない
基本的に、インプラント治療後でも市販の歯磨き粉を使って問題ありません。ただし、選び方には注意が必要です。成分表をしっかりと確認し、研磨剤が多く含まれているものは避けた方が良いです。
例えば「知覚過敏用」や「ホワイトニング用」と書かれた歯磨き粉には研磨剤が多く含まれているケースがあります。インプラントの表面や周囲の歯茎を傷つける可能性があるため注意が必要です。
フッ素入り歯磨き粉を使う
インプラント自体は虫歯になりませんが、隣接する天然歯や歯茎は虫歯や歯周病のリスクがあります。そのため、フッ素が含まれている歯磨き粉を使用することで、口腔全体の健康を守ることができます。
当院では、ジェルコートIPという製品を推奨しています。
研磨剤や顆粒入り歯磨き粉は使わない
研磨剤や顆粒が含まれている歯磨き粉は、インプラントの表面を傷つける可能性があります。細かな傷がつくと、そこに汚れが付着しやすくなり、結果として周囲炎の原因になります。
また、顆粒入りの歯磨き粉は磨いた後に残りやすく、歯茎に刺激を与えることもあります。泡立ちが少なく、滑らかなペーストタイプのものを選ぶようにしましょう。
まとめ
インプラント治療後の歯磨きには、正しい知識とアイテムの選び方が必要です。歯磨きを怠ると、インプラント周囲炎などの重大なリスクにつながるため、毎日のケアが欠かせません。
歯ブラシは毛先が細くやわらかいものを選び、必要に応じてタフトブラシを併用しましょう。歯磨き粉は、市販のもので問題ありませんが、研磨剤の少ないタイプを選ぶことがポイントです。
インプラントは一生ものの治療です。そのためにも、毎日の丁寧な歯磨きがインプラントを長持ちさせるカギとなります。
ひだまりスマイル歯科では随時お電話でのご予約を行っております。
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監修者:
医療法人社団 成陽会
ひだまりスマイル歯科
院長 水上直弘