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インプラント手術後いつから運動していい?

みなさんこんにちは。ひだまりスマイル歯科です。

「インプラント手術を受けた後、運動はいつから再開できるの?」「運動しても問題ないのかな?」と不安に思い、検索された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、インプラント手術後の運動再開時期や注意点、どのような運動が安全か、逆に避けるべき行動は何かなどを詳しく解説していきます。歯科医師の視点から、実体験や患者さまの声も交えながらご紹介しますので、無理なく快適にインプラント生活を送りたい方は、ぜひ最後までお読みください。


インプラント手術後の運動はいつからOK?適切な再開時期と注意点

インプラント手術は外科処置を伴うため、治療後の運動には一定の注意が必要です。運動をいつ再開できるか、そして何に注意すべきかを正しく理解することが、インプラントの成功にもつながります。

インプラント手術後、運動はいつから可能

一般的に、手術当日の運動は厳禁であり、少なくとも2〜3日は安静に過ごすこと**が推奨されています。 

これは、体を動かすことで血流が活発になり、出血や腫れが悪化する可能性があるからです。また、骨とインプラント体が結合し始める大切な時期に、余計な負担をかけることで治癒を妨げるリスクもあります。

再開のタイミングは患者さまの全身状態や手術の内容によって異なりますので、まずは歯科医師の判断を仰ぐことが大切です。

手術当日の運動がNGな理

手術当日は麻酔の影響も残っており、意識がぼんやりしていたり、転倒のリスクも高くなります。 

さらに、血圧や脈拍が急上昇することで、手術部位からの出血が止まりにくくなる可能性があります。

運動だけでなく、長風呂や飲酒、激しい家事も避けましょう。

清田区在住の60代の男性患者さまは、手術当日の夜に散歩をしたところ、出血が止まらず翌日に来院されたことがありました。以降、手術後の運動制限の重要性を再認識しています。

2〜3日はどの程度の動作まで許容されるのか?

手術後2〜3日は、「基本的に自宅で安静に過ごす」ことをおすすめしますが、トイレや軽い家事などの日常動作は問題ありません。 

洗濯物を干す程度や軽い食事の準備などは可能ですが、階段の昇降や重い物を持つ行為、しゃがんだり立ったりの反復動作は避けたほうが安全です。

安静期間をしっかりと守ることで、インプラント体と骨がしっかり結合し、長期的な安定につながります。

3日後から可能な軽い運動

術後3日を過ぎて、腫れや痛みが落ち着いていれば、軽いウォーキングやストレッチ程度の運動から徐々に再開することが可能です。 

ただし、口の中に違和感があるうちは無理せず、徐々に身体を慣らしていきましょう。

特に、ジョギングや筋トレ、ヨガなどの運動は、術後1週間以上経ってから医師に相談のうえで再開するのが安心です。


運動がインプラントの成功率に与える影響

運動による血流の促進は、体の回復を助ける一方で、タイミングを間違えると治癒に悪影響を与えることもあります。ここでは、運動とインプラント成功率との関係について詳しく見ていきます。

インプラントの安定に必要な期間と運動のリスク

インプラントと骨が結合するまでには、下顎で2〜3ヶ月、上顎で3〜6ヶ月程度の期間が必要です。この間に過度な刺激が加わると、インプラントの固定が不安定になることがあります。 

特に、ジャンプやダッシュ、コンタクトスポーツなどの激しい運動は、骨とインプラントの結合を阻害する可能性があるため、完全な安定を得るまでは控えるようにしましょう。

どの程度の運動なら治癒に影響を与えないか?

軽いウォーキングや日常的な階段の昇降、ゆったりとした体操は、術後1週間以降であれば問題ないケースが多いです。 

一方、体に強い負荷がかかる運動(例:HIITや重量挙げ)は、少なくとも術後1ヶ月は避けるのが無難です。

運動の種類と強度によって、治癒への影響度は異なるため、再開の前に必ず担当医に相談してください。

術後の血流コントロールが重要な理由

適切な血流は傷の回復を助けますが、過度な血流増加は内出血や腫れを悪化させるリスク**があります。 

術後すぐに運動を行うと、血流が一気に高まり、出血しやすくなります。特に、高血圧傾向のある方は注意が必要です。

体を動かす前には、水分をしっかり摂り、血圧の急激な変動を避けましょう。


運動再開時に確認すべき症状・サイン

運動再開時には、体や口腔内に現れる異変のサインを見逃さないことが重要です。

3日以上経っても腫れや痛みがある場合

術後の腫れは通常2〜3日でピークを迎え、その後は徐々に引いていきます。しかし、3日以上経っても痛みや腫れが続く場合は、炎症や感染の可能性があるため、すぐに受診が必要です。 

その状態での運動は、状態を悪化させる原因になり得ます。

出血が続いているときの適切な対応

<br> 出血が止まらない状態での運動は絶対に避けるべきです。ガーゼを強く噛んでも出血が続く場合は、歯科医院への連絡が必要です。 

出血時に運動を行うと、血圧上昇によって出血量が増加し、かさぶたがはがれる原因にもなります。

運動後に違和感を感じたらどうする

運動後に「噛むと痛い」「インプラント部位に違和感がある」と感じた場合は、すぐに運動を中止し、できるだけ早く歯科医師に相談してください。 

違和感の放置はインプラントの脱落や周囲炎のリスクを高めます。違和感を感じたら、早期対応がカギになります。


まとめ

インプラント手術後の運動再開は、段階的に行うことが大切です。 

手術当日は絶対安静、2〜3日は軽い動作のみ、1週間後からウォーキングなど軽い運動、1ヶ月以降に本格的な運動というのが基本的な流れです。

急激な運動や強い負荷をかける行為は、インプラントの定着を妨げ、長期的な安定に影響を与える可能性があります。

運動が日課の方ほど、再開のタイミングには慎重になりましょう。そして何より、不安な場合はいつでも専門の歯科医に相談してください。

ひだまりスマイル歯科では、患者さまの生活習慣に寄り添ったアドバイスと安全な治療をご提供しております。

ひだまりスマイル歯科では随時お電話でのご予約を行っております。
何か気になる点がございました方は、下記のお電話番号にご連絡ください。
011-888-5588


監修者:
医療法人社団 成陽会
ひだまりスマイル歯科
院長 水上直弘