札幌市清田区でインプラント治療なら ひだまりスマイル歯科

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インプラントに年齢制限はある?高齢でもできる治療の真実とポイント

みなさんこんにちは。ひだまりスマイル歯科です。

「インプラント治療に年齢制限はあるのか?」「高齢の親でも治療は可能?」と検索してここにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。年齢を重ねた方にとって、食べる楽しみを取り戻すことは、生活の質を大きく左右します。一方で、「もう年だから無理かもしれない…」と不安を感じている方も少なくありません。

この記事では、、

  • インプラント治療の年齢制限に関する真実
  • 高齢者が治療を受ける際のリスクや注意点
  • 実際に治療できないケースの具体例

など、みなさんが気になる情報を分かりやすくご紹介します。

高齢のご家族にインプラント治療を考えている方や、年齢的なハードルが気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください!


年齢制限はある?高齢者がインプラントをする際の注意点

インプラントは天然歯のような噛み心地と美しさを取り戻せる画期的な治療法ですが、高齢者の場合は身体の状態や生活環境によって、治療の成否に大きく関わってきます。

高齢者がインプラント治療を受ける場合、
・基礎疾患の有無
・体力や免疫力
・顎の骨の量と質
・術後の通院やセルフケアの可否

といった点を事前にしっかり確認することが重要です。

当院でも80代の患者さまが安全に治療を受けられた例が多くありますが、それは総合的な健康チェックを丁寧に行い、無理のない計画を立てたからこそです。

インプラント治療のメリット

高齢であっても、多くの方がインプラント治療に前向きになるのは、それだけの価値があるからです。ここでは、代表的な5つのメリットをご紹介します。

見た目が美しい
インプラントは見た目が非常に自然で、口元に自信が持てるようになります。
金属のバネが見える入れ歯と違って、笑ったときの印象も若々しく見えることが多いです。
審美性を重視する高齢の女性患者からは、「人前でも堂々と話せるようになった」と喜ばれています。

自分の歯で噛む感覚を得られる
インプラントは顎の骨に直接固定されるため、まるで自分の歯のような噛み心地が再現されます。
当院の患者さまからは、「お煎餅も食べられるようになった」「食事が楽しくなった」との声をいただいています。
しっかり噛むことで消化も良くなり、健康にも良い影響が期待できます。

身体や精神の健康につながる
噛む力が戻ることで、脳に刺激が加わり、認知症予防にもつながります。
また、「また食事を楽しめる」という喜びは、精神的な充実感にも直結します。
実際に、治療後に表情が明るくなったと感じる方が多くいらっしゃいます。

健康な歯に影響を与えない
ブリッジ治療のように隣の健康な歯を削る必要がないため、大切な残存歯を守ることができます。
これは特に、健康な歯が少なくなってきた高齢者にとって大きなメリットです。

骨が痩せることを防げる
歯を失うと、顎の骨は次第に痩せていきます。
しかし、インプラントは骨に力が伝わることで、骨の吸収(痩せ)を抑制します。
そのため、顔の輪郭が保たれ、見た目の老化予防にもつながります。


インプラント治療に年齢制限ってあるの?

インプラント治療には法的な年齢制限はありません。
つまり、年齢が高いこと自体は治療の障害にはならないということです。

ただし、手術を伴う治療であるため、年齢に比例してリスクも上がります。
したがって、治療を始める前には以下の点を確認します:
・慢性疾患の有無とコントロール状況
・全身麻酔のリスク
・術後のケアを継続できるかどうか

年齢よりも「全身の健康状態」が重要です。

インプラントに明確な年齢制限はない!
当院では、80代の方も安全にインプラント治療を受けています。
また、60代後半〜70代で治療を希望される患者さまは非常に多く、成功例も多数あります。

歯科医師によるカウンセリングの中で、必要に応じて内科主治医と連携を取りながら、リスクを最小限に抑えて治療を進めていきます。

推奨される年齢層は?
インプラント治療は、骨の成長が終わる18歳頃から可能とされています。
推奨される年齢層は、30代〜70代ですが、体調が良好であれば80代以上でも治療は可能です。
重要なのは、年齢よりも体調や生活習慣の安定度です。

高齢者の場合でも、定期的な通院が可能で、歯科衛生管理がしっかりできる方は治療の適応範囲内とされています。


高齢者のインプラント治療で押さえておきたい4つのリスク

高齢者がインプラント治療を受ける場合、若年層と比較してリスクが高くなる要因がいくつかあります。ここでは、その中でも特に注意すべき4つのリスクをご紹介します。

リスク①細菌による感染が起こりやすい
高齢になると免疫力が低下しやすくなります。
そのため、手術後に細菌感染を起こしやすくなる傾向があります。
感染を防ぐためには、術前・術後の徹底した口腔ケアと、抗菌薬の適切な使用が必要です。

リスク②インプラント体と骨の結合がしづらい
年齢とともに骨密度が低下し、インプラントと骨が結合しづらくなる場合があります。
特に骨粗しょう症の方は注意が必要です。
骨造成などの補助的な処置を併用することで、対応可能なケースもあります。

リスク③体力が低下しているため手術を受けられない
高齢者の中には、長時間の治療に耐えられるだけの体力がない方もいます。
局所麻酔で対応できることも多いですが、体力の不安がある方には、負担の少ない治療方法を提案することも可能です。

リスク④病気によって治療を受けられない
糖尿病や心疾患などの持病がある場合、インプラント手術を受けられないこともあります。
主治医との連携を図りながら、リスクをしっかり評価し、安全な治療の可否を判断します。


インプラント治療を受けられないケース

全ての方がインプラント治療を受けられるわけではありません。以下に代表的な受けられないケースを紹介します。

口腔内の状態が悪い
重度の歯周病や清掃不良がある場合、インプラントの成功率が大きく下がります。
まずは口腔内環境を整えることが優先されます。

治療後に通院できない
インプラントは、治療後も定期的な通院とメンテナンスが必要です。
通院が困難な方には、他の治療法を検討する必要があります。

重度の全身疾患がある
以下のような持病をお持ちの方は、インプラント治療が難しいことがあります。

重度の糖尿病
血糖コントロールが不十分な方は、傷の治りが遅く、感染のリスクが高くなります。

循環器系疾患
心筋梗塞や不整脈の既往がある方は、全身管理が必要です。主治医との連携が重要です。

がんの放射線治療後、または治療中
顎骨に放射線治療を行ったことがある場合、骨の治癒力が低下している可能性があります。

血液系の疾患
止血が困難になる病気の場合、手術そのものが危険になるため、慎重な判断が求められます。

骨粗しょう症
骨密度が低く、インプラントが安定しないことがあります。投薬状況に応じて判断します。


まとめ

インプラント治療に明確な年齢制限はなく、年齢にかかわらず多くの方が快適な口腔環境を手に入れています。ただし、高齢者には特有のリスクが存在するため、事前の健康チェックと綿密な治療計画が必要不可欠です。

「高齢だから無理かも」とあきらめるのではなく、「今の自分の体調でできるかどうか」を確認し、安全で満足度の高い治療を目指しましょう。

ひだまりスマイル歯科では随時お電話でのご予約を行っております。
何か気になる点がございました方は、下記のお電話番号にご連絡ください。
011-888-5588


監修者:
医療法人社団 成陽会
ひだまりスマイル歯科
院長 水上直弘