札幌市清田区でインプラント治療なら ひだまりスマイル歯科

COLUMN

コラム

インプラント治療後のメンテナンスの重要性

みなさんこんにちは。ひだまりスマイル歯科です。

「インプラントを入れた後って、どんなお手入れが必要なの?」「メンテナンスしないとどうなるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「インプラント メンテナンス」に関する基本的な知識と、なぜメンテナンスが必要なのか、実際にどのようなことをするのかを詳しく解説します。

インプラントは天然の歯と違い、虫歯にはなりませんが、歯ぐきや骨にトラブルが起きると抜けてしまう可能性があります。だからこそ、定期的なメンテナンスが非常に重要です。

この記事を読むことで、インプラントを長く快適に使うためのコツが分かります。「これからインプラント治療を受ける方」「すでにインプラントを入れている方」「ご家族がインプラント治療を受けた方」は、ぜひ最後までお読みください。


インプラントのメンテナンスの重要性

インプラントは非常に耐久性の高い治療方法ですが、天然歯と同じようにメンテナンスが必要です。特に、インプラントの周囲の歯ぐきや骨を健康に保つことが、長持ちさせるカギとなります。

インプラントは虫歯にはなりませんが、細菌が歯ぐきから侵入し、「インプラント周囲炎」と呼ばれる炎症を引き起こすことがあります。これは歯周病に似た病気で、進行すると骨が溶けてしまい、せっかく入れたインプラントが抜けてしまう恐れもあるのです。

インプラントを長持ちさせるためにはメンテナンスが大切です

インプラントの成功率は非常に高く、10年後の残存率は90%以上といわれています。しかし、それを支えているのは患者さんの日々のケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスです。

メンテナンスを継続している方は、トラブルの早期発見・早期対応が可能となり、インプラントの寿命を飛躍的に延ばせます。

私たちの医院でも、インプラントを入れてから20年以上問題なく使い続けている患者さんがいらっしゃいます。その方は3ヶ月に一度の検診を欠かさず、セルフケアもしっかり行っていました。


インプラントのメンテナンスはどうして必要なの?

インプラントを入れたからといって、歯科医院へ行かなくてもよいというわけではありません。むしろ、治療が終わったあとのほうが重要といえます。

メンテナンスを怠ると、インプラントの周囲に細菌が溜まり、炎症が起きたり、噛み合わせにズレが出たりしてしまいます。


インプラントのメンテナンス不足によるトラブル

メンテナンスを怠った結果、以下のようなトラブルが起こるリスクがあります。

●インプラント周囲炎を発症する

インプラント周囲炎は、インプラントの周囲の歯ぐきや骨が細菌によって炎症を起こす状態です。

この病気は初期には痛みが少なく、気づきにくいという特徴があります。出血や腫れを感じたときには、すでに進行していることもあります。

インプラントがグラついたり、最悪の場合には抜け落ちるリスクもあるため、注意が必要です。

●装置の不具合が発生する

インプラントには人工歯が取り付けられていますが、時間が経つとネジの緩みや破損などのトラブルが起きることがあります。

メンテナンスでは、こうした機械的な不具合を早期に発見し、修正することが可能です。

●噛み合わせが悪くなる

インプラントは固定されていますが、周囲の天然歯は年齢とともに動くことがあります。

その結果、噛み合わせにズレが生じ、インプラントに過剰な力がかかるようになります。これが続くと、人工歯の破損や骨へのダメージにつながります。

定期的な噛み合わせのチェックによって、これらの問題を未然に防げます。


歯科医院でのインプラントメンテナンスの流れ

定期的なメンテナンスでは、歯科医師や歯科衛生士が口腔内を詳しくチェックし、必要な処置を行います。

1.口腔内のチェック

インプラントの周囲だけでなく、天然歯や歯ぐきの状態も一緒に確認します

歯ぐきの腫れ、出血、ポケットの深さを測定し、炎症がないかを診断します。

これにより、インプラント周囲炎の早期発見が可能となります。

2.レントゲンによる確認

インプラント周囲の骨の状態を確認するために、定期的にレントゲン撮影を行います。

骨の吸収が進行していないか、インプラント体の安定性が保たれているかをチェックします。

年に1回程度のレントゲン検査が一般的です。


3.PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

歯科衛生士が専用の器具を使って、インプラントや天然歯の汚れを徹底的にクリーニングします

自宅での歯磨きでは取りきれないバイオフィルム(細菌の膜)を除去し、清潔な状態を保ちます。

このクリーニングにより、炎症予防とインプラントの長持ちが可能になります。

4.歯磨き指導

自宅でのケアが不十分だと、インプラント周囲炎のリスクが高まります。

そのため、歯科衛生士がブラッシング方法やフロスの使い方など、正しいホームケアを指導します。

患者さんの生活習慣や口腔内の状態に合わせたアドバイスが受けられるのも、メンテナンスの大きなメリットです。


まとめ

インプラントは治療が終わってからが本当のスタートです。

定期的なメンテナンスと日々の丁寧なセルフケアによって、インプラントを10年、20年と長く使い続けることが可能です。

トラブルが起きてからではなく、予防のために歯科医院に通うことが、結果として費用や時間の節約にもつながります。

ひだまりスマイル歯科では、インプラントメンテナンスを得意とする専門スタッフが在籍し、安心のサポート体制を整えております。少しでも不安のある方は、ぜひご相談ください。

ひだまりスマイル歯科では随時お電話でのご予約を行っております。
何か気になる点がございました方は、下記のお電話番号にご連絡ください。
011-888-5588


監修者:
医療法人社団 成陽会
ひだまりスマイル歯科
院長 水上直弘