みなさんこんにちは。ひだまりスマイル歯科です。
「インプラント治療の仮歯ってどんなもの?」「仮歯の期間中に気をつけることは?」このような疑問を抱えて検索された方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、「インプラント 仮歯」に関する正しい知識と、治療を受ける前に知っておくべきポイントを詳しく解説します。仮歯の役割、入れるタイミング、注意点、万が一のトラブル時の対処法まで、網羅的にご紹介いたします。
この記事を読めば、「仮歯って実際どうなの?」「どのくらいの期間つけるの?」「外れたらどうするの?」といった疑問が解消され、安心してインプラント治療に臨めるようになります。
これからインプラント治療を受ける方や、ご家族の治療をサポートしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
インプラント治療中の「仮歯」って?仮歯の重要性と役割について
インプラント治療では、人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋入した後、すぐに最終的な人工歯を入れることはできません。その間、機能面や見た目を保つために使われるのが「仮歯」です。仮歯は治療中の快適さを保ちつつ、インプラント部位の保護や歯並びの維持にも重要な役割を果たします。
インプラント治療における「仮歯」とは
仮歯とは、インプラントの本歯が完成するまでの間に装着する仮の歯です。レジン(樹脂)素材で作られることが多く、見た目や噛み合わせ、歯ぐきの形成において重要な役割を担います。
治療を進める中で、仮歯を使いながら歯並びや噛み合わせの調整を行い、最終的な人工歯が自然に仕上がるようサポートします。
仮歯を付けることで、患者さんが治療中も日常生活に支障なく過ごせる点も大きなメリットです。
インプラント治療における「仮歯」の役割
仮歯は一時的なものですが、その役割は非常に重要です。見た目や噛み心地を保つだけでなく、治療経過や最終的な仕上がりにも大きく関わってきます。
●歯並びの歪みを抑え、見た目も回復
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仮歯を入れることで、隣接する歯が動くのを防ぎ、歯並びの崩れを防止します。また、前歯の場合には見た目の違和感を最小限に抑えることができ、日常生活でも自然な笑顔を保てます。
歯がない状態を避けたいという患者さんの心理的負担を軽減する効果もあります。
●細菌などから患部を保護する「蓋」の役割
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仮歯は、インプラントを埋めた部位を外部からの刺激や細菌感染から守る「蓋」としての役割もあります。
これにより、インプラントがしっかりと骨に定着するまでの期間を安全に過ごすことが可能です。
仮歯があることで、食事中の刺激や唾液による感染リスクを最小限に抑えることができます。
インプラント治療の仮歯を入れるタイミング
仮歯を入れるタイミングは、インプラントの治療計画や患者さんの口腔状態によって異なります。基本的には、インプラント体を埋入してから骨としっかり結合するまでの間に装着されます。
患者さんの中には、インプラント体を入れた当日に仮歯を装着する「即時負荷」と呼ばれる方法を選ぶ方もいらっしゃいます。ただし、この方法は骨の状態や全身の健康状態により、選べないケースもあります。
タイミング
仮歯の装着タイミングは、通常インプラント埋入手術から数日〜1週間後に行われます。
手術直後は腫れや違和感が出るため、歯ぐきが落ち着いてから装着することで、よりフィットした仮歯に仕上げることができます。
期間
仮歯を使う期間は、一般的には2〜6ヶ月程度が目安です。これはインプラント体と骨がしっかりと結合(オッセオインテグレーション)するまでの時間を確保するためです。
患者さんの骨の回復状況によって、期間は前後します。骨造成を伴うケースでは、より長期の仮歯使用が必要になることもあります。
インプラント治療の仮歯期間における注意点
仮歯の期間中は、インプラントが安定する大切な準備期間です。以下のポイントに注意し、トラブルを防ぎましょう。
食事について
仮歯は最終的な人工歯よりも耐久性が低いため、硬い食べ物や粘着性のある食品は避ける必要があります。
たとえば、ナッツ類、飴、フランスパンなどは、仮歯が割れたり外れたりする原因になります。
食事はやわらかいものを中心に、左右均等に噛むように意識するとよいでしょう。
歯磨きについて
仮歯の周囲は、インプラントの土台を保護する大切な部分です。丁寧なブラッシングとフロスの使用が不可欠です。
ただし、仮歯部分を強く磨くと破損の原因になるため、優しくケアする必要があります。歯科衛生士から適切なブラッシング指導を受けておくと安心です。
治療について
仮歯の期間中も、定期的なチェックとクリーニングが欠かせません。
特に、仮歯の状態や噛み合わせを調整することで、インプラント周囲の環境を良好に保ちます。
定期的な通院を怠ると、インプラントの定着に悪影響を与える可能性があります。
もし仮歯が外れてしまったら?
仮歯はあくまで一時的な処置であるため、外れてしまうこともあります。
その場合は、すぐに歯科医院に連絡し、再装着または新しい仮歯の作成を行う必要があります。
無理に自分で戻そうとすると、インプラントや歯ぐきにダメージを与える恐れがあるため、注意が必要です。
外れた状態で放置すると、隣の歯が移動したり、噛み合わせがずれてしまうことがあります。
まとめ
インプラント治療における仮歯は、見た目や機能面を補うだけでなく、治療全体の成功に深く関わる重要な存在です。
仮歯の期間中は、食事や歯磨きに十分注意し、トラブルがあった場合はすぐに歯科医院に相談することが大切です。
適切に仮歯を扱うことで、最終的なインプラントが美しく、長持ちする仕上がりとなります。
ひだまりスマイル歯科では、仮歯の製作からメンテナンスまで、丁寧にサポートしております。治療中も安心して過ごしたい方は、ぜひ当院までご相談ください。
ひだまりスマイル歯科では随時お電話でのご予約を行っております。
何か気になる点がございました方は、下記のお電話番号にご連絡ください。
011-888-5588
監修者:
医療法人社団 成陽会
ひだまりスマイル歯科
院長 水上直弘